HIRAMEKI-inspiration- diary

ひらめきのままに I just follow my spirit

「気付き」は国境をも越えて

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色んな導きや想いが重なって訪れた
永年の夢だったモロッコ

なかでも
ひと目で惹かれた青の街「シェフシャウエン」でのこと。

高地にありながらも
夕暮れの街は思いのほか暑く
斜面に建つゆえに路地は行けども急勾配で
辟易しながら散策していた私に
お土産屋の主人が言葉を掛けてきた。

Beautiful

ここに至るまでもさまざまな客引きに
散々同じような言葉を投げられていた私は
今までと同様に無視を決め込むつもりだったが
実際、旅も佳境で疲れもピークだった。

彼はまるでタイミングを見計らったように
「なにも買わなくて良いから休んでいきなさい」
と追い討ちを掛けてきた。

どんなに気温が高くても
建物のなかはエアコンがあるかのごとく
ひんやりしていることを知っており

売り付けられようとしても
断固はねのける自信のあった私は
休むだけだ、本気で休もう
と店に入った。

相変わらず店内でも
主人のBeautiful攻撃は止まなかったが
久しぶりに綺麗な英語に出会ったこともあり
あまり気にせず会話を流しながら
私はベンチに腰を掛けた。

途中来客があり
主人は席を外したのだが
まだ疲れていた私はその場に居続け
やがて彼が戻ってきた。

来客による中断を詫びたあと彼は
三度、Beautifulと誉め出した。

いくら言われても何も買わないし、と
ほとほとうんざりしてた私は
本気でこう訂正してみた。

「私は目が小さいし、太っているし
日本人として決して美しいタイプではない。」

すると相手は
予想外の本意気でこう返してきた。

「君は太ってなんかいない。
そもそも君が最も美しいのは
オープンハートでいる事だ。

日本人はシャイで交流するのを避けたがる。
でも君は
挨拶のキスも抵抗なく受け入れるし
そう言うことひっくるめて美しいんだ。

それにこう言っておくが

決して自分で自分を「私は美しくない」

なんて思っちゃいけない」


そう

自己肯定
自己受容

まずはそこからと分かっていたはずなのに
誉められ慣れてない私は
自分で自分を認めていないことに気づいた。

そのことを
異国のモロッコ
ロッコ人の主人から
英語で気づかされるとは

ただただ驚きと苦笑だった。


自分はありのままで完全だ

そう教わったはずのことを。