「好き❤」の迷宮のからくり
物心ついたときから
工作図鑑のケーキのページをいつも見ていた
アニメも好きだけど
キューピー3分クッキングや
きょうの料理も大好きで
お菓子のときは録画して書き留めていた
そんなレシピノートは何冊にもなった
小学生のときは料理クラブ
お菓子作りも同時に始めた
そしてそれを仕事にした
ケーキ屋で初めてモンブランを仕上げたとき
お店に行って
ショーケースに並んだモンブランを
ちょっとした感動とともに眺めた
「修行だし」と職場を転々とした
鬱になった
腕が上がらなくなった
何より「作る」愉しさがなくなった
私は「卒業」した
でもパティシエをみると
「敗北感」に苛まれた
「もったいない」と言われると
イライラした
そして
お菓子から離れ
紆余曲折あり
自分の人生を歩み出して気づいた
お菓子が好き
食べるのも
作るのも
でもね
だからって
そのゴールは一つじゃなかった
パティシエじゃなかった
カフェ経営じゃなかった
フードライターじゃなかった
だってね
お菓子が好きなんだもの
食べるのも
作るのも
パティシエやカフェ経営やフードライターが
好きなんじゃなかったの
気づいた✨
お菓子が好きならそう進む
そう刷り込まれていただけ
そう刷り込まれた人たちからも
そう言われただけ
だから宇宙は
鬱にさせたり
腕を壊したり
見るからに上手くできたお菓子の生地に
ワクワクできない私を
導いた💫
好きなことしな
ワクワクすることしな
やりたいことしな
そう気づかせるために💫💫💫